About

ドイツの日本語補習校で現役教師をしつつ、プライベートでヨーロッパの子どもたちに日本語を教えているMasakoです。

日本では、小学生から高校受験までの塾講師、家庭教師経験(30年!)と中高の地理歴史科専修教員免許があります。
イギリス、ドイツでの子育ての傍ら、日本語教師の資格取得後、10年にわたり、現地や日本ルーツの幼稚園から高校生の子どもたちを幅広く指導してきました。現在は教科書を用いた補習校と、オンラインでオリジナル教材を使っての「とにかく楽しく、細く長く続けられる」日本語学習を探求中。モットーは「こどもの興味があること、好きなものこそ最良の日本語教材!」

2015年よりイギリスGCSE日本語試験にも対応しており、多くの生徒がグレード8、9の好成績を残しており、2025年度は10名の生徒が受験し、10名全員がグレード9という快挙でした。

バイリンガルキッズの日本語教育への思い

海外に住みながら、現地語の渦の中で日本語学習を続けていくことの大変さは並大抵のものではありません。どの学習でも同じだと思いますが、近道はないので、小さなチャンスを1つずつ積み重ねて、細々とした努力をつないでいく必要があります。

私自身、13歳の息子を3つの言語の中で子育て中で、日々「どうやって日本語学習を続けていくか」「どこまで続けていくか」「現地校との兼ね合いは」「日本語を勉強することの未来は?」と自問自答しながら、悩みながら日本語教育を続けている渦中にいます。

習い事や現地校の勉強が忙しくなる中、『なんのために』『どこまで』日本語に重きを置くかはそれぞれのご家庭で変わってきます。それでもこれまでたくさんの生徒さんを見てきて思うのは、迷いの中でもとにかく続けること、『今日もう一歩だけ頑張ろう。』『止めるのはいつでもできる』その気持ちが、結果的に遠くまで歩みを進めてくれ、そしてそれは子どもたちの世界を広げてくれ、人生の大きな財産になるということです。

それだけかけた時間も労力も涙も、何一つ無駄にはなりません。それだけは言えます。
そして子どもたち自身も、いつしかそのことに自分で気がつき、本当によかったと思ってくれます。

「先生は、未来への種をまいているんですね。」
1人のお母さんが言ってくれたこの言葉に、わたしはいつも励まされてきました。

このブログは、日本語学習方法を同じく頑張っているご両親、日本と世界をつなぐ子どもたちにシェアしたいという思いで立ち上げました。私もその中にいる、たくさんの異なる価値観の中でもまれながら、迷いながら海外で子育てをする一人の母親です。そんな自分だからこそ発信できる情報があるはず、という思いが私をここまで連れてきてくれました。このブログやレッスンの中から、そのヒントやきっかけが見つかれば、こんなにうれしいことはありません。

その思いが海外でバイリンガル教育を頑張るすべてのご両親に届いてほしいなと心から願っています。