海外在住で、ここ数年のコロナ渦で日本の免許の更新ができなかった方も少なくないかと思います。
通常であれば更新期間は、誕生日の前後1か月の2か月間。この期間を過ぎると運転免許証は失効してしまいますが、失効後3年を経過しない場合に限り、やむを得ない理由がやんだ日(帰国日)から、1か月以内あれば再取得の手続きができます。私も今回、7か月の期限切れで一時帰国の際に免許更新しました。(2022年7月千葉県)
手続きなど、各都道府県によって異なるようですので、所轄警察署のホームページなども参考にしてください。
1.免許更新手続きの概要
2022年7月現在、コロナ渦であることを考慮に入れて、期限切れになって3年以内であれば、講習のみで更新ができるということになっています。【※最新の情報をご確認ください。】
受付窓口は期限切れ6か月未満と、6か月~3年で違いますが、手続きの内容はほぼ同じようです。
・まず、必要書類を確認してそろえましょう。
・『戸籍の附表』は本人(もしくは代理人の場合は委任状が必要)が取りに行かなければならないので、時間に余裕をもって準備しましょう。
・事前に特に申請、連絡等は必要なく、必要書類を持って直接免許センターに行けば大丈夫です。
2.免許更新に必要な書類
では、必要な書類を確認しましょう。千葉県の場合、申請のために必要な書類は以下の通りでした。
千葉県警 失効した免許の更新について
- 失効した運転免許証
失効した免許証がない方は、健康保険証、マイナンバーカード、パスポートなど身分を証明できるものを提出してください。- 住民票(日本国籍の方は本籍が、外国籍の方は国籍が記載されたもので、マイナンバー(個人番号)の記載がないもの。)
- 海外から一時帰国中で住民登録が日本にない方は次の①、②のいずれかをお持ち下さい。
① 本籍の記載がある住民票の除票と居住証明書(PDF形式:120KB) と証明者の本人確認書類(本籍や氏名に変更がある場合は戸籍謄本もお持ち下さい)
② 本籍の記載がある戸籍の附票と居住証明書(PDF形式:120KB) と証明者の本人確認書類(有効中のパスポートが無い場合・本籍や氏名に変更がある場合は戸籍謄本もお持ち下さい)
(注意)千葉県で手続きできるのは、一時帰国先が千葉県内の方のみです。千葉県以外に一時帰国される方は、該当する都道府県の免許センターにお問い合わせください。
(注意)外国籍で短期滞在者の方は直接免許センターまでお問い合わせください。
居住証明書(短期滞在外国人用)(PDF形式:112KB) 、パスポート- 外国籍の方は、在留カード、特別永住者証明書
- 申請用写真 1枚
縦3.0センチ、横2.4センチ・撮影後6か月以内・無帽・正面・上三分身・無背景- 海外の帰国者等で、その国で1年以上運転の経験があり、当該国の運転免許証を所持している方はその免許証
(初心運転者標識免除者、大型二輪、普通二輪2人乗り禁止の解除等の確認に必要)- やむを得ない理由のある方は、その理由を証明する書類
- 眼鏡等(運転時に眼鏡やコンタクトが必要な方、裸眼視力が基準に満たない方)
- 70歳以上の方 高齢者講習終了証明書
- 75歳以上の方 認知機能検査結果通知書、高齢者講習終了証明書、運転技能検査受検結果証明書)
私の場合は、「住民票なし、海外免許証なし(失効した日本の免許証が手元にある)、一時帰国先が同一県内、日本国籍」という条件で以下のものを用意しました。
1.失効した免許証
2.本籍の記載のある戸籍の附表
3.居住証明
4.3のための証明者(父)の免許証のコピー
5.※申請用写真(免許センター内で撮影 700円)
6.※パスポート(今回は「やむを得ない理由」の証明のため、前回の日本からの出国と、今回の入国のスタンプの両方が必要。)
【要注意!】戸籍の附表
更新手続きで最も重要、かつ大変だったのは「戸籍の附表」でした。
私の場合、同じ県内に本籍地があったので、当日の午前中に本籍地の市役所に取りに行き、その足で免許センターに行くという強行スケジュールでしたが、何とか同日中に手続きを終えられました。
遠方に本籍地がある場合、事前に準備するか、申請日までに別で「戸籍の附表」を用意する必要があるので、気を付けましょう。
パスポートなどの手続きで「戸籍謄本」にはなじみがありましたが、「戸籍謄本の附表」というのが何なのかよくわからなかった私。たまたま戸籍謄本は手元にあったのでそれでも代用できるかどうか、県警の連絡先に問い合わせたものの、非常に長い音声ガイダンス+説明を聞かされた後、やっと担当者に繋がったれたと思ったら、一言「戸籍謄本と附表は全く別物ですので、取りに行ってください。」・・・という無情のお言葉。
本籍地の市町村において戸籍の原本と一緒に保管している書類で、その戸籍が作られてから(またはその戸籍に入籍してから)現在に至るまで(またはその戸籍から除籍されるまで)の住所が記録されており、これまでの住民票が移動した「経歴」がすべて記載されているもので、戸籍謄本とは別物。
申請は、本人、または委任状を持った配偶者、親族ができ、費用は300円でした。
更新手続きにかかる費用
今回更新手続きにかかった費用は以下の通り。
・免許用写真 800円
・戸籍の附表 300円
・免許申請にかかる費用(窓口で指示されるので切手を購入) 3000円
この情報がどなたかのお役に立てれば幸いです。